愛馬初のGⅠ馬 エスポワールシチー 第40戦


重賞12勝、GⅠ9勝の2009年、2010年のJRA賞最優秀ダートホース。

しかし2011年は本格化したスマートファルコンやトランセンドに歯が立たず、2012年はGⅠ2勝と言っても相手に恵まれた地方交流GⅠのみで、ジャパンカップダートではついに国内ダートで初の掲示板脱落。

年齢的なこともあり諦めかけていたら8歳になった今年はフェブラリーSは勝ち馬からコンマ1秒差の2着と復活。9番人気とかつてない低評価に反発。とはいえ、初の鼻出血を発症するなど一杯一杯。

そこから、4戦3勝ともっとも相性の良いかしわ記念だったが、休養明けで距離不安のローマンレジェンドは破るも、充実一途のホッコータルマエには交わされて2着。

もうホッコータルマエには敵わないかと諦めていたら、南部杯では、その5連勝中の強いホッコータルマエを退けての優勝!!

更に次走のJBCスプリントでも久々の1400mを苦にもせず圧勝!!

GⅠ9勝目を挙げ、賞金はついに大台の10億円を突破した。

これだけ永年一線級で走り、毎年稼げる馬など滅多にいない。


12月1日 阪神11R 第14回 ジャパンカップダート GⅠ ダート1800m 国際 定量に出走!!

これがいよいよラストラン。

鞍上は前走に引き続き2戦2勝の後藤浩輝騎手で今は彼が一番。

正直、今のエスポのこの距離は辛い。大敗するだろうが、やはりエスポの最大の勲章は2009年のこのジャパンカップダート。最高の舞台でラストランを迎えられて幸せ。

7着/4番人気。

最後の最後も多額の出走奨励金を獲得。最後まで馬主孝行な名馬だった。


レース回顧と時計の分析、レース後の後藤浩輝騎手と安達昭夫調教師のコメントを掲載。

口取りは申し込むもお約束の非抽選除外(>_<)。

写真多数付現地観戦レポート。

(2013年11月29日更新)

2013年11月20日立ち上げ

●前走後、在厩で調整され、次走はラストランとなるジャパンカップダート GⅠ

 前々走の南部杯JpnⅠで5連勝中と充実一途の強敵ホッコータルマエを退け、昨年の南部杯以来のGⅠ勝ちを収めた我らが愛馬エスポワールシチーですが、すでに年内での現役引退と種牡馬入りが決定しており、基本的にはJBCスプリントJpnⅠかジャパンカップダートのどちらか1走で引退とされていました。以下は前走前の10月21日のクラブ公式HPのエスポワールシチーの近況報告です。

「レース後、鼻出血も見られず見た目には異常は見られません。その後について関係者と協議しましたが、選択肢はJBCの1400mかJCDの1800mのどちらかに登録するかを検討しました。その結果、JCDは間隔的には丁度良いかと思いますが距離が長いこととメンバーが一気に強化され、南部杯のようにはいかないと考えられます。しかし、JBCは距離が短く小回りで対応できるかがカギとなります。一応JBCに登録しましたが、最終的には状態などを見て決めたいと思います」と話しています。

 結局、JBCスプリントに出走し、1400mという距離を不安視する声もありましたが、終わって見れば圧勝でヴァーミリアンと並ぶ国内最高のGⅠ9勝目を挙げると共に、獲得した賞金が10億円という夢の大台に達しました。

 JBCスプリントでは、私は幸運にも口取りの権利に当選し、レース前にその集合場所で友駿ホースクラブの岩田日出夫氏から、「次走は今回の結果次第」と言うことをお聞きしていました。結果は見事に優勝したわけで、かつ馬の状態も良く、そのままジャパンカップダートに出走することになりました。

 以下は11月5日に更新されましたクラブ公式HPエスポワールシチーの近況報告です。

先週のJBCスプリントは、3番手の外に付けて追走し、勝負所から先頭に並びかけるとそのままの勢いでハナに立ち、直線は後続を引き離して優勝しました。安達師は「久々の短い距離で不安はありましたが、今回も後藤騎手の好騎乗で結果を出すことができました。レース後鼻出血などは見られませんが、今週一杯は様子を見たいと思います」と話しています。なお、今回のレースで疲労が見られ疲れが取りきれない場合は、引退することになります。しかし状態が良く獣医などの診断で馬体に問題がなければ、ジャパンCDを引退レースとして、最後に会員の皆様に雄姿を見て頂きたいと考えています。ジャパンCDに進めていく過程で調整が厳しいと厩舎スタッフが判断した場合は、その時点で出走を見送り引退させたいと思いますのでご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 ということで、前走のJBCスプリント後、状態が良ければジャパンカップダート、悪ければそのまま引退という条件で続けられています。11月20日現在は順調に調整が進められ、12月1日 阪神11R 第14回 ジャパンカップダート GⅠダート 1800m 国際招待 定量に2戦2勝の現在最も頼れる後藤浩輝騎手で出走予定です。

 正直、今のエスポに1800mは厳しいと思われます。また、この距離をベストとしている他の若駒に敵わないでしょう。10着だった昨年同様大敗すると思います。しかし、やはりエスポの最大の勲章は2009年のこのジャパンカップダート。最高の舞台でラストランを迎えられて幸せです。大敗でも私は走って欲しいと思います。

●気になる特別登録表(12月1日 阪神11R 第14回 ジャパンカップダート GⅠ)

特別登録表 12月1日 阪神11R 第14回 ジャパンカップダート GⅠ ダート1800m 国際 定量

第1回登録完了馬 全21頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
パンツオンファイア 57.0              
エスポワールシチー 後藤浩輝 57.0 11/04 JBス GⅠ 金沢ダ1400
ワンダーアキュート 武豊 57.0 11/04 JBク 金沢ダ2100
ホッコータルマエ 幸英明 57.0 11/04 JBク 金沢ダ2100
ニホンピロアワーズ 酒井学 57.0  6/26 帝王賞GⅠ 大井ダ2000
グレープブランデー ルメール 57.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800 10
テスタマッタ ホワイト 57.0 11/04 JBス GⅠ 金沢ダ1400
メーデイア 浜中俊 55.0 11/04 JBレGⅠ 金沢ダ1500 17
ローマンレジェンド 岩田康誠 57.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800
ソリタリーキング 戸崎圭太 57.0 11/04 JBク 金沢ダ2100
クリソライト 内田博幸 55.0 11/04 JBク 金沢ダ2100
グランドシチー 津村明秀 57.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800
ナイスミーチュー 小牧太 57.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800
ブライトライン 福永祐一 57.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800
ベルシャザール ルメール 57.0 11/10 武蔵野GⅢ 東京ダ1600
インカンテーション 大野拓弥 55.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800
ナムラタイタン 57.0 11/10 武蔵野GⅢ 東京ダ1600 13
フリートストリート バルザローナ 57.0 10/08 白山大GⅢ 金沢ダ2100
ケイアイレオーネ 55.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800 12
ベストウォーリア 55.0 11/10 武蔵野GⅢ 東京ダ1600
ハートビートソング 57.0 10/20 ブラジOP 東京ダ2100
イジゲン ムーア 57.0 11/10 武蔵野GⅢ 東京ダ1600 12 15

獲得賞金による優先出走順。レーティングの上位5頭が優先して出走できる。馬名の赤字がレーティングの上位5頭馬(詳細は下記)。馬名の青字は第1回特別登録の段階での除外対象馬。

●ジャパンカップダートのレーティング

 ジャパンカップダート(GI)に特別登録した馬のレーティング順位(110以上)をお知らせいたします。なお、出馬投票を行う馬のうち、レーティング順位の上位5頭は他の日本馬より優先して出走できます。

日本馬(中央馬・地方馬)のレーティング順位表
順 位 馬 名 レーティング 備 考
ニホンピロアワーズ 117  
ホッコータルマエ 116  
グレープブランデー 116  
ローマンレジェンド 116  
エスポワールシチー 115  
ワンダーアキュート 115  
メーデイア 110 牝馬
ソリタリーキング 113  
クリソライト 112  
10 テスタマッタ 110  
11 グランドシチー 110  

(1) レーティング順位については、過去1年間のオープン競走で、110ポンド(牝馬については106)以上のレーティングを得た馬を対象としています。
(2) 牝馬については、4ポンドを加算して順位を決定しています。
(3) 同レーティングの馬については、近走成績、距離実績等を総合的に勘案して順位を付しています。
(4) その他、馬場、近走成績、距離実績等を総合的に勘案し、レーティングを修正することがあります。
その結果、レーティングが110ポンド(牝馬については106)未満となった場合には、レーティング順位の対象とはなりません。
(5) レーティング順位発表後、11月26日(火)までの競走に出走した場合、その結果によりレーティング順位が変わることがあります。

これ以降は2013年11月24日に作成

●1週前の専門誌の評価

競馬ブック

アラカルト
“統一ダートGⅠ馬”9頭登録
 今年のJCダートは、2009年の覇者エスポワールシチー、今年著しい活躍を見せているホッコータルマエなど22頭が登録。そのうち“統一ダートGⅠ”勝ち馬は同レース最多の9頭を数える。なかでもホッコータルマエは今年地方の交流戦を含め8戦6勝の成績を挙げており、かしわ記念(船橋)、帝王賞(大井)、JBCクラシック(金沢)と“統一ダートGⅠ”競走で3勝。今回Vなら“統一ダートGⅠ”年間勝利数で、2007年のヴァーミリアンに並ぶ最多の4勝となるが、JRAのダートGⅠも制することができるかどうか。
“統一ダートGⅠ”10勝の幸騎手
 ホッコータルマエに騎乗予定の幸英明騎手は“統一ダートGⅠ競走”で歴代3位の10勝を挙げている。同騎手は昨年の4月からホッコータルマエの主戦を務めており、同馬とのコンビで通算15戦8勝をマーク。今年は8戦中、アンタレスSを除く7戦に騎乗し、かしわ記念(船橋)、帝王賞(大井)、JBCクラシック(金沢)など5勝を挙げている。今回勝てば、幸騎手のJRAでのGⅠ勝利は2008年高松宮記念(ファイングレイン)以来となるが、5年ぶりにJRA・GⅠ勝利を飾ることができるかどうか。
 また、“古豪”エスポワールシチーには、今年10月に怪我から復帰した後藤浩輝騎手が騎乗予定。同コンビは10月14日の南部杯(盛岡)でホッコータルマエの連勝を止めており、そのレースぶりが注目される。なお、後藤浩騎手が関西で騎乗するのは復帰後初で、阪神開催のJCダートには初参戦。
統一ダートGⅠ9勝のエスポワールシチー
 エスポワールシチーが、4年ぶりのJCダート制覇を目指す。同馬は今年8歳を迎えたが、南部杯(盛岡)、JBCスプリント(金沢)と“統一ダートGⅠ”競走を2勝しており、南部杯では5連勝中のホッコータルマエを破った。今回は4度目のJCダート(2009年1着、11年3着、12年10着)出走となるが、4年ぶりに勝利を飾ることができるかどうか。なお、同一JRA・GⅠ競走での最長間隔勝利は、JCダートを2勝したカネヒキリ(2005・08年)の3年となっている。
 また、エスポワールシチーはJRAのダートGⅠで2勝、“統一ダートGⅠ”競走ではヴァーミリアンと並ぶ最多タイの9勝。今回VならJRAダートGⅠ勝ち鞍ではカネヒキリと並ぶ2位タイの3勝、“統一ダートGⅠ”勝ち鞍では単独トップとなる。
JCダートの連覇へ、ニホンピロアワーズ
 ニホンピロアワーズがJCダートの連覇に挑む。同馬は昨年のJCダートでGⅠ初制覇を遂げて以降、アンタレスS2着、平安S1着、帝王賞(大井)2着と連対率100%の成績。今回6月26日の帝王賞以来5カ月ぶりの実戦となるが、再び勝利を飾ることができるかどうか。VならJCダートの連覇は、2011年トランセンド以来2年ぶり2頭目。JCダート2勝はカネヒキリ(2005・08年)、トランセンド(2010・11年)に続き3頭目に。
ダート路線に転向ブライトライン&ベルシャ
 ブライトラインとベルシャザールは今年からダート路線に転向し、ブライトラインはみやこSを、ベルシャザールは武蔵野Sを制した。ブライトラインは芝でファルコンS優勝を含む15戦3勝、ベルシャザールは2011年の三冠レースすべてに出走するなど芝で10戦2勝の成績を残したが、GⅠタイトルには手が届かず。果たして2頭はダート路線で悲願のGⅠ制覇を成し遂げることができるかどうか。なお、JCダートでは芝の重賞ウイナーが3勝、2着4回の成績を挙げている。また、三冠レース全出走馬ではアドマイヤドンが2004年フェブラリーSを制し、ダートのGⅠタイトルを手にした例も。
7年ぶりのJCダート制覇狙う3歳勢
 3歳馬の登録は、ジャパンダートダービー(大井)勝ち馬クリソライト、レパードS優勝馬インカンテーションなど4頭。JCダートの年齢別勝利数を見ると、5歳馬がトップの6勝を挙げており、3歳馬は過去クロフネ(2001年)、カネヒキリ(2005年)、アロンダイト(2006年)の3勝。果たして今年の3歳勢は歴戦の古馬を下し勝利を飾ることができるかどうか。
 また、クリソライトを管理する音無秀孝師には、今季JRA重賞初勝利がかかる。同師は2002年から11年連続でJRA重賞を制しているが、連続年記録を「12年」に伸ばすことができるかどうか。なお、継続中の最多連続年JRA重賞勝利記録は橋口弘次郎師の16年。
フェブラリーS勝ち馬3頭の競演
 今年はフェブラリーS勝ち馬が、エスポワールシチー(2010年優勝)、テスタマッタ(2012年優勝)、グレープブランデー(2013年優勝)と3頭登録。エスポワールシチーは今季4戦2勝、2着2回の成績、テスタマッタは今季7戦1勝、グレープブランデーはフェブラリーS優勝後、南部杯4着、みやこS10着と連敗。果たしてテスタマッタとグレープブランデーは前走から巻き返し、2つ目のJRA・GⅠタイトルを手にすることができるかどうか。なお、フェブラリーS優勝馬がJCダートに3頭出走するのは、2008年以来5年ぶり2回目に。
 また、前年1番人気で4着に敗れたローマンレジェンドは、次走の東京大賞典(大井)で“統一ダートGⅠ”初制覇を達成。同馬は今季3戦0勝と勝ち星がないが、昨年のリベンジを果たすことができるかどうか。
4年ぶりに外国馬が参戦
 今年は米国からパンツオンファイアが参戦。外国馬の参戦は2009年ティズウェイ(12着)以来4年ぶりで、Vなら外国馬の勝利は2003年フリートストリートダンサー(米)以来10年ぶり2頭目となる。パンツオンファイアは23戦8勝の成績で、G1勝ちこそないがダート戦が主流の米国で重賞4勝を挙げており、今年もモンマスカップS(米G2)、アックアックH(米G3)を制している。また、前走ブリーダーズCダートマイル(米G1)に出走(7着)するなど大舞台も経験しており3歳時には米三冠レースの初戦・ケンタッキーダービー(G1)に出走し9着。ケンタッキーダービー出走馬のJCダート参戦は、2003年オウタヒア以来10年ぶり2頭目。ちなみに、馬名のパンツオンファイア(Pants On Fire)は、「尻に火がつく(追いつめられた状態になる)」という意味。
JRAダートリーディング1位のキンカメ
 今年のダートのJRA種牡馬成績(11月18日現在)は、2011・12年に続きキングカメハメハがトップ。同産駒はJCダートにも“統一ダートGⅠ”3勝馬ホッコータルマエ、武蔵野Sを制したベルシャザール、ダート重賞(地方含む)3勝馬ソリタリーキングなど5頭が登録。同産駒初のJRAダートGⅠ制覇を目指す。
 また、ソリタリーキングは、2007年の優勝馬ヴァーミリアンの弟で兄弟GⅠ制覇がかかる。JCダートには2011年8着、2012年13着に続き3度目の挑戦となるが、念願のGⅠ勝利を飾り“統一ダートGⅠ”で9勝を挙げた偉大な兄に一歩近づくことができるかどうか。

1週前厩舎レポ

インカンテーション
「前走はしっかりと巻き返してくれましたね。古馬が相手でも十分にやれる手応えを掴めた内容でした。使ったあとも順調そのものです。メンバーは更に強くなりますが、この馬自身もしっかりと力をつけている印象を受けますからね。先々のためにも好レースを期待しています」と羽月師。
エスポワールシチー
「レースを使ったあとも疲労がなく順調です。間隔が詰まっていますし、もうそんなに速い追い切りは必要もないですから、21日には坂路で上がり重点。動きは良く、いい雰囲気できています。来週にはジョッキーに跨ってもらって、最終調整をする予定でいます。1400mを使ったあとの1800mで、年齢的なものや、目に見えない疲れがどうかですが、このレースで引退の予定。いつも、頑張ってくれていますが、いい形で締めくくってほしいですね」と安達師。
グランドシチー
「みやこSはいいポジションで運べて、終いもキッチリ伸びているが、京都は前が止まらないね。寒くなって調子を上げるタイプ、20日の動きも良く、好調キープ。今度は阪神だからうまく展開が嵌まれば」と相沢師。
クリソライト
「前回は久々で体に余裕があったし、流れも落ち着き、2角までずっと掛かったからね。自分のレースができなかったし、参考外といえるのでは。1度使ったことで、体が絞れてきたし、スムーズに流れに乗れれば見直せるはず」と音無師。
グレープブランデー
「予定を変えて、ここの前にみやこSを挟んだのは良かったですね。使いつつ良くなるタイプだし、坂路での動きはしっかりしてきました。前走以上にやれるはずです」と安田隆師。
ソリタリーキング
「攻め駆けする方ではないからね。20日はこの馬なりの動き。最近は前に行けるようになっているし、レースぶりが変わってきた。阪神のGⅠではどうかと思っていた去年とはちょっと違うよ」と石坂師。
テスタマッタ
「前走は折り合って運べていたんだけど、外を回って追い上げて行った分、ラストの伸びがもうひとつだった。追い込みタイプで小回りコースはちょっと厳しい感じだね。1週前の20日はCWコースで一杯に。順調にきているよ。1800mでも実績はあるから、あとは折り合いが鍵。折り合えば、かなりの脚が使えるからね」と鹿屋助手。
ナイスミーチュー
「21日の追い切りではラストの時計がかかりましたが、馬場が悪かった影響でしょう。体調はキープ。得意の阪神に替わりますし、去年よりパワーアップもしていますからね」と橋口師。
ニホンピロアワーズ
「無理をしなかった甲斐があって、落ちていた筋肉は戻ったし、体に張りもあるね。今週はウッドチップが重かったせいもあり、足を取られたし、頭も上がり気味だったが、見た目以上に時計は出ていた。このひと追いで大分良くなるだろうし、もうひと追いできる。ぶっつけの分、他の順調に使っている馬と比較するとマイナス。地力をつけてる馬もいるから決して楽ではないけど、態勢さえ整えば力は出せると思うし、それなりの結果は残してくれるはずだよ。昨年の勝ち馬として恥ずかしくない競馬を期待している」と大橋師。
ブライトライン
「ジョッキー騎乗で坂路でやったが、テンから抑えが利かずラスト1ハロンFは流しただけ。状態は前回よりいいが、少し気合が乗り過ぎている。実戦に行って折り合えるかどうかが課題。掛かるぐらいなら思い切ってハナに行った方がいいのかもしれない」と鮫島師。
ベルシャザール
「20日は馬なりで55秒1。23日はCWで15-15程度を予定しています。中2週が続くので、前走時と同様、坂路は1本だけですが、地元の阪神での競馬だし、太目が残らないよう気をつけて調整しています。相手は強くなりますが、使う毎に気配は良くなっているので楽しみ」と松田国師。
ホッコータルマエ
「前走は逃げ切り。1枠だったこともあるけど、好判断だったと思う。レース後も順調にきているし、20日には坂路で54秒。今回は輸送距離が短い阪神だから、レースの週に一杯に追う予定でいる。どんな競馬もできるし、前回でレースの幅が広がったね。昨年よりも力をつけているので、レースでどんな走りをしてくれるか楽しみにしている」と西浦師。
メーデイア
「前走は二の脚で2番手につけて危なげない勝ちっぷり。牝馬同士なら力が上だったね。使ったあとも順調。1週前追い切りはあまり時計が出なかったが、馬場が悪く、間隔が開いていたこともあるだろうし、このひと追いで変わってくると思う。阪神1800mには良績がありコース替わりはまったく問題ないが、今回は牡馬の一線級が相手だけに挑戦者のつもりで臨む。どれだけやれるか」と笹田師。
ローマンレジェンド
「前走は59Kでも頑張っていたし、久々を考えれば上々の内容だったんじゃないかな。中間も大きなダメージはない。順調にきているよ。攻めも指示通りのいい稽古ができた。1回使った上積みはありそうだよ。1800mが一番合っている。帝王賞の時みたいに水が浮くような馬場にさえならなければ、力は出せる」と田代助手。
ワンダーアキュート
「前走は勝ち馬の粘り強さを誉めるべきだろうし、向こうは使ってきている強みがあったと思う。1週前でも元気一杯。順調にこれているのは何よりだし、今回は条件が好転するからね。自分のリズムで運べれば、ここでも好レースは可能だろう」と佐藤正師。

1週前攻め気配

インカンテーション
(21日、栗東CW)3頭併せの内。ややズブい感じでビジュアル今イチ。確かにパワーアップしているが、もう少し素軽さが欲しい。
エスポワールシチー
(21日、栗東坂路)間隔も詰まっているだけに、サーッと伸ばす程度で十分。カリカリしたような様子はないし、硬さがなく脚捌きもスムーズ。至って順調。
グランドシチー
(20日、美浦南W)最後は少し遅れてしまったが、大きく追いかけてのものだけに不安はない。このひと追いで体も気持ちも引き締まってきそう。体調そのものは上々。
クリソライト
(20日、栗東坂路)馬体スッキリとはいかないが、ひと叩きされて大分、引き締まってはきた。動きにも力強さが出てきており、順当に上積みが見込めそう。
グレープブランデー
(20日、栗東坂路)併せたのがロードカナロアとあって、サーッと交わされてしまったが、この馬自身の伸びもしっかりしていた。まだ少し立派だが、これで絞れてくれば、良化が見込める。
ソリタリーキング
(20日、栗東坂路)未勝利馬にアオられ加減だったが、攻め駆けしないタイプなので心配無用。グンと上向いたというほどではないものの、順調にはきている。
テスタマッタ
(20日、栗東CW)ラストは完全にバテた。が、終わってみれば自己ベスト。やや太く見えるのは体形もある。以前より落ち着きがあるのも距離を考えると好材料。この馬なりのデキ。
ナイスミーチュー
(21日、栗東坂路)完全にアオられてしまったが、稽古はまったく動かないタイプ。ドッシリとした逞しい馬体をキープしており、状態は安定。
ニホンピロアワーズ
(21日、栗東CW)馬場の荒れた時間帯で仕方ないが、もうひと伸び欲しかった。体を戻しながらの調整らしいが、腹線は少し緩い。今週のひと追いで、どこまで昨年近くの状態になるか。
ブライトライン
(20日、栗東坂路)ゴール前は脚いろが鈍ってしまったが、坂路ではあまり良く見せないタイプなので大丈夫。実の詰まった迫力のある馬体をキープ。デキは安定。
ベルシャザール
(20日、栗東坂路)レース間隔が詰まっている分、サーッと伸ばす程度で十分。少し重心は高いものの、軽やかなフットワーク。毛ヅヤもピカピカで、ますます快調といったところ。
ホッコータルマエ
(20日、栗東坂路)以前の線の細さが解消され、ダートの一流馬らしい貫禄が出てきた。それでいながら動きはとても軽快。疲れはまったく見られず、目下絶好調と言える。
メーデイア
(20日、栗東坂路)朝一番の走りやすい馬場ではあったが、反応鋭くグーンと伸びた。馬体も牝馬とは思えぬほどの逞しさ。とにかく元気。
ローマンレジェンド
(20日、栗東CW)久々をひと叩きして馬体が締まったし、ラストの素軽さも随分違ってきた。毛ヅヤがピカピカだし、フットワークも豪快。今回は完全に本調子。
ワンダーアキュート
(21日、栗東坂路)手応えで完全に見劣ったが、この馬の追い切りではよくあること。叩いて目一杯にやれているのは心強い材料。好調キープと見ていいだろう。

デイリー馬三郎

08年に府中から阪神に舞台を移したが、来年からは中京で「チャンピオンズC」と競走名も変更される。09年以来、久々に外国馬が参戦してきたが、前哨戦をものにした日本馬3頭が勢いに乗る。
 
 南部杯で連勝こそ「5」でストップしたが、続くJBCクラシックを力強く逃げ切ったホッコータルマエは今年のダート界の主人公だった。交流GⅢを2勝し、さらに3個の交流GⅠのタイトルをコレクト。中央でもアンタレスSを制すなど、充実ぶりが際立つ一年だった。③着とはいえ、昨年は勝ち馬に0秒7差をつけられたが、崩れ知らずの進化した姿を見せつけて不動の王者として君臨する。
 
 砂に転じて底を見せていないブライトラインは同じ4歳馬。路線変更後の敗戦は初ダートと進路をなくしたエルムSの2戦だけ。前走のみやこSを早め先頭のスタイルで快勝。休み明け2戦目で状態面での上積みも見込める。ともに先行力のあるタイプだけに、鞍上の駆け引きの点でも楽しみだ。
 
 武蔵野Sで重賞タイトルをつかんだベルシャザールは、もともと11年のダービー③着馬で脚力は上位。こちらもダートに矛先を向けて以降は③①②①①着で壁に当たっていない。相手強化は課題でもクリアを期待させる魅力がある。
 
 ローマンレジェンドは6連勝で挑んだ昨年(④着)と比べると勢いでは見劣るが、前走は久々で59キロ。悲観の必要はない。昨年の覇者ニホンピロアワーズは帝王賞②着以来。順調なステップを踏んでいない点は割引材料になる。
 
 2年連続②着のワンダーアキュートの安定感、3歳馬インカンテーションも魅力的だが、
古豪エスポワールシチーもGⅠ2連勝中で不気味。米国馬パンツオンファイアは今年のBCクラシックを勝ったムーチョマッチョマンを下した経歴が持っているが、近況の戦績を踏まえると強くは推せない。

これ以降は2013年11月27日に作成

●追い切り情報(11月27日更新)

前走前 11月1日 栗東坂路 良馬場 末一杯
1回
助手
4F 52.3
3F 37.6
2F 24.4
1F 12.6



11月17日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 61.8
3F 45.2
2F 29.9
1F 14.8


11月21日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
後藤浩輝
4F 57.2
3F 40.1
2F 25.3
1F 12.7


11月24日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 61.7
3F 45.0
2F 29.1
1F 14.3


11月26日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 63.3
3F 45.4
2F 29.3
1F 14.7


11月27日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
後藤浩輝
4F 53.2
3F 37.7
2F 24.3
1F 12.2
 11月17日、短い間隔での出走となりますし、年齢的にも疲れが取れないことからも、もうこの位の追い切りばかりで十分でしょうね。

 11月21日、後藤浩輝騎手が美浦から駆けつけて2週連続追い切りに跨がってくれます。おそらく、2009年にジャパンカップダートを勝った時のように、エスポを右回りの1800mすなわち阪神ダート1800m仕様に改造されているのだと思います。前走は1400mを使いましたから、同じような感じだと最後まで持たないですからね。どこまでやれるか楽しみですね。

 11月24日、坂路を2本登坂し、2本目は15-15程度でしたが、若干ハロン15秒を切ったので時計となりました。休養明け3戦目ですし、間隔も詰まっていますから、十分ですね。

 11月26日、時計にならない程度の15-15で追い切られました。昨今の高齢になってからの中ではもっともハードに追い切られていますね。

 11月27日、いやぁ~、全盛期ほどではないものの素晴らしい動きです。さすがにGⅠ馬ですね。全体の時計もなかなか優秀なのに終いを12秒2でまとめています。愛馬ながら惚れ惚れしますねぇ。
 私ほっさんの追い切り評価は「A-」です。今回の1800mは厳しいと思いますが、もしかすると掲示板くらいには載れるかも知れません。そう感じさせるような良い動きです。

●気になる出馬想定表(12月1日 阪神11R 第14回 ジャパンカップダート GⅠ)

出馬想定表 12月1日 阪神11R 第14回 ジャパンカップダート GⅠ ダート1800m 国際 定量 全17頭 フルゲート16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
パンツオンファイア スティーヴンス 57.0              
エスポワールシチー 後藤浩輝 57.0 11/04 JBス GⅠ 金沢ダ1400
ワンダーアキュート 武豊 57.0 11/04 JBク 金沢ダ2100
ホッコータルマエ 幸英明 57.0 11/04 JBク 金沢ダ2100
ニホンピロアワーズ 酒井学 57.0  6/26 帝王賞GⅠ 大井ダ2000
グレープブランデー ルメール 57.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800 10
テスタマッタ ホワイト 57.0 11/04 JBス GⅠ 金沢ダ1400
メーデイア 浜中俊 55.0 11/04 JBレGⅠ 金沢ダ1500 17
ローマンレジェンド 岩田康誠 57.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800
ソリタリーキング 戸崎圭太 57.0 11/04 JBク 金沢ダ2100
クリソライト 内田博幸 55.0 11/04 JBク 金沢ダ2100
グランドシチー 津村明秀 57.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800
ナイスミーチュー 小牧太 57.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800
ブライトライン 福永祐一 57.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800
ベルシャザール ルメール 57.0 11/10 武蔵野GⅢ 東京ダ1600
インカンテーション 大野拓弥 55.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800
ナムラタイタン 57.0 11/10 武蔵野GⅢ 東京ダ1600 13

獲得賞金による優先出走順。レーティングの上位5頭が優先して出走できる。馬名の赤字がレーティングの上位5頭馬(詳細は下記)。

これ以降は2013年11月29日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 12月1日 阪神11R 第14回 ジャパンカップダート GⅠ ダート1800m 国際 定量 全16頭  
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
パンツオンファイア スティーヴンス 57.0              
エスポワールシチー 後藤浩輝 57.0 11/04 JBス GⅠ 金沢ダ1400
ワンダーアキュート 武豊 57.0 11/04 JBク 金沢ダ2100
ホッコータルマエ 幸英明 57.0 11/04 JBク 金沢ダ2100
ニホンピロアワーズ 酒井学 57.0  6/26 帝王賞GⅠ 大井ダ2000
グレープブランデー ミルコ・デムーロ 57.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800 10
テスタマッタ ホワイト 57.0 11/04 JBス GⅠ 金沢ダ1400
メーデイア 浜中俊 55.0 11/04 JBレGⅠ 金沢ダ1500 17
ローマンレジェンド 岩田康誠 57.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800
ソリタリーキング 戸崎圭太 57.0 11/04 JBク 金沢ダ2100
クリソライト 内田博幸 55.0 11/04 JBク 金沢ダ2100
グランドシチー 津村明秀 57.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800
ナイスミーチュー 小牧太 57.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800
ブライトライン 福永祐一 57.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800
ベルシャザール ルメール 57.0 11/10 武蔵野GⅢ 東京ダ1600
インカンテーション 大野拓弥 55.0 11/03 みやこGⅢ 京都ダ1800

表中 騎手の太字は乗り替わり

●阪神ダート1800mコース解説

スタート地点は正面スタンド前直線の右。スタートしてすぐに上り坂がある。1コーナーまでの距離は303m。京都のダ1800mよりも若干長めだが、1コーナーまでの主導権争いは厳しく、外からも先手を奪いたい馬が殺到。前へ行きたいのに内枠で出脚が悪いと、詰まって位置取りが悪くなる。ちょうど京都ダ1800mとは対照的に1枠の成績が最も悪く、大外枠が最も良い。少頭数だとあまり関係ないが、多頭数になると逃げ、先行馬は中~外枠の方が競馬がしやすい。脚質は基本的には先行有利だが、クラスによってまちまち。条件クラスでは前へ行った馬がそのまま押し切る競馬。
 特にブライアンズタイム産駒の逃げ、先行馬が非常に強いのが特徴
 オープンクラスは、展開次第だが差し馬が来ることが多い。派手な大外一気、マクリが決まることも。しかし、京都ダ1800mより癖がなく、各馬力を発揮しやすい条件。

有利な枠順 多頭数は外
有利な脚質 先行
ポイント ブライアンズタイム産駒、中距離実績
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンスの2頭が断トツ
連対騎手ベスト 武豊、岩田康誠、四位洋文、藤田伸二、安藤勝己
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分56秒4 1分55秒6 1分56秒3
2歳未勝利 1分56秒6 1分54秒7 1分56秒2 1分53秒2
2歳500万 1分55秒8 1分53秒5
3歳新馬 1分56秒6 1分56秒1 1分55秒7 1分54秒2
3歳未出走 1分56秒2 1分56秒4 1分56秒1 1分54秒1
3歳未勝利 1分55秒6 1分55秒2 1分54秒4 1分54秒2
3歳500万 1分54秒1 1分53秒8 1分52秒7 1分52秒6
古馬500万 1分54秒0 1分53秒3 1分52秒9 1分51秒9
古馬1000万 1分53秒1 1分52秒4 1分51秒9 1分51秒4
古馬1600万 1分52秒2 1分51秒1 1分50秒7 1分49秒8
古馬オープン 1分51秒6 1分50秒5 1分49秒9 1分51秒5

●騎手は後藤浩輝騎手 ほっさん評価「S」

 今回のエスポワールシチーの鞍上は前々走の南部杯、前走のJBCスプリントに引き続き後藤浩輝騎手です。どちらも完璧な内容でエスポとは2戦2勝。主戦の佐藤哲三騎手がまだまだ戻れない今、後藤浩輝騎手がエスポには一番でしょう。しかし、偶然とは言え、南部杯で安達昭夫調教師は上手く復帰直後の後藤浩輝騎手を指名されたものです。この出会いがここ2勝を作ったと言っても過言ではありません。

 関東の有力ジョッキーで私ほっさんの評価ランキングでは中央で文句なしの「S」。地方戦でも「A+」と非常に高い評価です。これはGⅠや重賞の勝ち鞍、そして勝率や連対率などを総合的に加味してのものですが、全て平均以上に高くトップクラスであるということです。

 実際、私の愛馬に騎乗していただくのはこれで6度目ですが、前述のエスポ以外にも過去2度、人気よりも上の掲示板に持って来てくださいました。騎乗ぶりは納得の出来るものです。

 エスポの引退レースの背に佐藤哲三騎手がいないことは残念ですが、負傷されているので仕方がありません。ジャパンカップダートは距離も微妙でメンバーも強く、勝てないと思いますが、少しでも良いところを見せて欲しいですね。


 2013年11月28日現在、JRA通算1394勝、勝率11.3パーセント、連対率22.1パーセントと一流の成績。重賞は52勝。GⅠ勝ちはアロンダイトのジャパンカップダートなど5勝。昨年(2012年)は落馬事故の影響で30勝止まりだったが、勝率9.3パーセント、連対率18.7パーセントが物語るように、成績を維持していて悪くない。

 本年(2013年)は10月に復帰して現在15勝。勝率11.9パーセント、連対率20.6パーセントと通年の成績。



 後藤 浩輝(ごとう ひろき)、1974年3月19日生まれの39歳、JRA(日本中央競馬会)の美浦トレーニングセンター所属の22年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。テレビでの芸能活動のためオスカープロモーションにも所属。ファンサービスにとても熱心。現在の妻はタレントの湯原麻利絵。

 少年時代に空手や体操を習っていて、それらによって反射神経や瞬時の判断力が身につき、騎手になって役に立っていると著書で述べている。

 騎手の場合、親や親族が競馬関係者の場合が多いが、後藤の場合競馬界に全く「コネクション」(縁故)はなかった。アメリカに修行に行った時も同様で、「僕の場合競馬学校に入った時から、ステッキ一本で道を切り開くしかないと思っていた」と述べている。


 1992年に美浦の伊藤正徳厩舎所属として騎手デビュー。同期には上村洋行、小林淳一、横山義行、橋本美純がいる。初騎乗は1992年3月1日、中山競馬第1競走のエンシュードラゴンで16頭立ての6着だった。初勝利は同年4月4日の中山競馬第4競走で、タイガーリリーに騎乗してのものだった。初年度は12勝。

 1994年の福島記念にて騎乗したシルクグレイッシュで重賞初勝利。同馬は先輩である小野次郎が騎乗する予定だったが、小野が同日の第4競走で落馬負傷したため急遽乗り替わった。これは50キログラムの負担重量で騎乗できる一流騎手が空いていなかったためである。大和田稔調教師は、後藤と同じ美浦トレーニングセンターの所属であるが、それまで後藤の顔すらも知らなかったという。

 1995年5月フリーに転身。翌1996年にはアメリカ合衆国フロリダ州マイアミ市カルダー競馬場を拠点に半年間の武者修行に出て、158戦7勝の成績を残す。アメリカから帰国した1997年以降は成績を伸ばし、1998年には年間63勝を挙げ、初の関東リーディング・ベスト10に入る(6位)。

 1999年8月19日、美浦トレーニングセンター内にある騎手寮「若駒寮」にて、後輩騎手である吉田豊に対して木刀を使うなどして一方的に暴行を働き負傷させ、翌日のスポーツ新聞のトップ記事となる前代未聞の不祥事を起こした。JRAによる事情聴取の結果、日本中央競馬会競馬施行規程第126条第20号に基づき後藤は騎乗停止となり、その期間は後日に開かれた裁定委員会で8月20日から12月19日までの4か月と決定、これまでに暴力事件を起こした騎手のうちでは最長の騎乗停止期間となった。12月25日に復帰するも、翌26日に進路妨害で3週間(実効6日間)の騎乗停止処分を受ける。

 2000年には、年末の最後まで岡部幸雄や横山典弘と関東リーディングジョッキー争いを演じ、自身初となる年間100勝(最終的には102勝)をマーク。関東リーディングは2位、また初めてのワールドスーパージョッキーズシリーズへの参戦を果たす。ちなみにダイヤモンドステークスでユーセイトップランに騎乗して東京競馬場の長距離戦ではタブーとされている3コーナーまくりを行い、そのまま先頭でゴールしたのはこの年である。ゴールドティアラに騎乗し統一GⅠ競走・マイルチャンピオンシップ南部杯を制し、統一GⅠながらも自身初のGⅠ制覇となる。

 2002年6月2日、安田記念をアドマイヤコジーンに騎乗して制し、中央競馬のGⅠ初勝利。このあとイギリスへ再び3か月の海外遠征にも出る。2004年12月12日には朝日杯フューチュリティステークスでマイネルレコルトに騎乗し、2つ目のJRAのGⅠ勝利を挙げる。2006年11月25日、ジャパンカップダートでアロンダイトに騎乗し3つ目のJRA GⅠ勝利を挙げる。私ほっさんはこのレースを見てキャロットクラブに入会したくなり決めた。

 2007年9月24日から9月28日までアメリカへ競馬視察のため海外出張を行った。11月4日に前年に続き自身4度目となるJRA年間100勝を達成した。さらに10月28日までに関東所属騎手の中で2位となる97勝を中央で挙げたことから第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズへ出場することになり、最終レースで優勝の可能性を残していたが、結果は5着に終わり、優勝騎手と4ポイント差の2位に終わった。ワールドスーパージョッキーズシリーズに先立つ11月10日、東京競馬場にてJRA通算1000勝を達成。2007年は、中央競馬の関東でのリーディングジョッキーになった(116勝)。

 2010年6月6日、安田記念をショウワモダンに騎乗して制し、4つ目のJRAのGⅠ勝利を挙げる。

 2011年5月22日、エリンコートで優駿牝馬を制し、初のクラシック勝利を挙げた。

 2012年5月6日、シゲルスダチに騎乗したNHKマイルカップにて、最後の直線コースでマウントシャスタが内側へ急激に斜行した影響を受け落馬。当初、怪我の程度は頚椎捻挫とされていたが、翌7日に東京都内の病院にて「頚椎骨折の疑い、頚髄不全損傷」と診断された。事故から4か月後の9月に復帰を果たしたが、復帰初日の9月8日の中山競馬第3競走で馬場入場時に落馬し、当日はそのまま騎乗したものの17日に首の不調を訴え当日の騎乗を取りやめ検査したところ第一、第二頸椎骨折、頭蓋骨亀裂骨折と診断され入院することになった。

 2013年10月5日に1年ぶりに復帰。



 「最大の売りは”ガッツある騎乗”。馬を抑え込む技量があり、ここぞと見たところで勝負をかける。内を捌くこともあるが、外から少し早く仕掛けるケースが多い。エリンコートに騎乗した2011年のオークスでは、直線で馬がモタれて大変だったのを何とか伸ばして勝利に導いた。コース別では中山と好相性、思い切った騎乗がハマるケースがあるので注意したい。厩舎面では松山康久、国枝栄、大竹正博、牧光二などとつながりが強く、池江泰寿、鮫島一歩、浅見秀一といった栗東の厩舎でも結果を出している。タレント事務所に所属しており、派手なパフォーマー。」(2012年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (5戦2勝)

 2005年 5月22日 エドワーズシチー   500万下               東京ダ1600m 5着/9番人気
 2007年 3月31日 マイセンシチー    3際未勝利              中山芝2500m 4着/6番人気
 2008年 6月29日 グレイスシチー    3際未勝利              阪神ダ1200m 14着/4番人気
 2013年10月14日 エスポワールシチー 第26回 南部杯 JpnⅠ      盛岡ダ1600m 1着2番人気
 2013年11月 4日 エスポワールシチー 第13回 JBCスプリント JpnⅠ 金沢ダ1400m  1着1番人気

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ホッコータルマエは目を見張るばかりの充実。今年に入り2月の佐賀記念を皮切りに交流を含む重賞6勝を積み上げてきた。既成勢力との勝負づけは済ませている。コース、距離とも不問。基本的にゲートが速いので位置取りは自由自在、尚かつ末脚も確か。勢いは止まらない。ローマンレジェンドは休み明けのみやこSが59キロを背負っての3着なら前哨戦としては申し分なし。本調子を取り戻せば当然好勝負。ダートで開眼したベルシャザールは今回が試金石であり正念場。GⅠでも通用するだけの素質は秘めている。年齢を重ねても衰えを見せないエスポワールシチーはこの距離ならハナへ。ペースと流れ次第で粘り込みは十分可能。ワンダーアキュート、インカンテーション、ソリタリーキング以下、伏兵は多い。」


短評は「伏兵多し」



展開予想

「エスポワールシチーが今年もレースを引っ張る。ブライトラインはその番手に控えて折り合い重視。ニホンピロアワーズ、ワンダーアキュートが続き、ホッコータルマエも前へ。好位に有力馬がずらりと揃い、ペースは緩まず推移しそう。ベルシャザール、ローマンレジェンドは中団馬群の中を進む。実績馬が逃げる展開とあれば後続は早目の仕掛け。ホッコーは勝負どころでスーッと接近して前を射程圏に。脚をタメたベル、ローマンも一気に進出態勢。直線は熱のこもった追い比べに。」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ローマンレジェンド △△
メーデイア
エスポワールシチー △△
クリソライト
ホッコータルマエ
ブライトライン
ワンダーアキュート
ソリタリーキング
ベルシャザール △△
グランドシチー
ニホンピロアワーズ
インカンテーション
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ホッコータルマエ 2.2
ローマンレジェンド 4.5
ベルシェザール 8.5
エスポワールシチー 10.5
ワンダーアキュート 10.6
ブライトライン 16.5
ニホンピロアワーズ 20.0
クリソライト 22.1
ソリタリーキング 22,7
以下24倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
エスポワールシチー 102 96 91 97
ホッコータルマエ 98 91 90 98
ローマンレジェンド 96 96 95 95
ベルシャザール 95 90 92 95
ワンダーアキュート 99 88 97 96
ブライトライン 96 92 92 96


馬体診断 エスポワールシチー

毛ヅヤ、張りが素晴らしく、8歳とは思えないほど若々しい馬体。500キロを超えるが、まとまった感じでバリバリの馬力型という印象は薄い。少し軽い中央のコースに替わるのも良さそう。



データカプセル

過去の傾向を振り返ると……
○実績の目安は「重賞で2勝2着2回」
○関東馬の最高着順は6着
○7歳以上はハッキリと劣勢
○牝馬は8頭出走して4着が最高
○前走が重賞1~3着なら勝ち馬候補、1~5着なら2、3着候補
○中6週以内
○JBCクラシック組の回収率は単勝11%、複勝84%と妙味なし
○前年の覇者は一枚割り引いて
【結論】
◎インカンテーション
○ホッコータルマエ
▲ソリタリーキング



有力馬のポイント

3着だった昨年から1年、中央・地方でJpnⅠ3勝を含む重賞6勝の実績を積み上げてホッコータルマエが雪辱戦に臨む。とにかく立ち回りが上手で、前走では逃げ切り。前で運べて、時には35秒台で上がれるのだから後続はお手上げ。いわゆるトップクラスとの勝負づけもほぼ済んだ印象すらある。中間も順調そのもの。中央のGⅠも制し、いざ統一王者の座へ。

 他の実績馬も黙ってはいまい。その筆頭は昨年の東京大賞典の覇者ローマンレジェンドか。ホッコーには2、3走前に敗れたが、かしわ記念のマイルは微妙に短かったし、帝王賞は水の浮いた馬場に嫌気が差してしまった。敗因はハッキリしている。前走は3着とはいえ、久々で59キロを背負っての0秒2差。衰えはまったくない。攻めに叩いての上積みも窺える。あとは極端な道悪さえ避けられれば。

 ワンダーアキュートはこのレース、一昨年、昨年とも2着。前で運べて渋太いのはホッコーと同様で、事実大崩れがなく、2011年以降、重賞ばかりを17戦して掲示板を外したのが1度だけ。抜群の安定感を誇る。前走は2着でも完敗だったが、当時は攻め気配もひと息だった。それに比べれば今回、気配は悪くない。逆転の余地はある。

 勢いではブライトラインが最右翼か。前走は速い流れを前で追い、早目先頭から押し切り。雨馬場とはいえ、良発表で1分49秒2は大したもの。前々走の3着は勝負どころでスムーズさを欠いた分だし、ダートではまだ底を見せていない。芝でのものだが、中京で重賞勝ち、中山でもGⅡ3着が。阪神の坂はこなしそう。前走で距離もこなしたし、コースに不安はない。好調もキープできている。

 ダートで本格化を示したのはベルシャザールも同様。1年2カ月ぶりだった5走前にダートに矛先を向けると、瞬く間にオープン入り、続けざまに重賞も制した。振り返れば3歳時にはダービー3着、GⅡでオルフェーヴルと3/4馬身差もある馬。近走くらい走れる下地はあった。距離延長は望むところ。超大型で、攻めにもまだ上積みを感じさせる。注目の一頭。

 インカンテーションは前走で古馬相手でもやれることを証明。あまり良績のなかった右回りで好走できたのも収穫だった。中京で2勝、未勝利勝ちも阪神なら坂のあるコースも問題ないだろう。6月末から休養らしい休養なくきたので大きな上積みは望み薄だが、攻めは順調に消化。引き続き注意。

 ソリタリーキングの前走のJBCクラシックは、勝ち馬は別として、2着のワンダーとは4角のコース取りの差。いい頃の先行力が戻り、つれて成績も安定してきた。前走の着差なら、ここでも上位争いに加われそうだ。良績はどちらかといえば左回りだが、右回りもこなす。13着だった昨年以上に。

 
他では、1800メートルはベストではないが、前々走でホッコータルマエを下し、JBCスプリントで完全復活を示したエスポワールシチー、今年のJDダービーの覇者で、久々の前走を叩いた上積みの見込めるクリソライト、帝王賞以来の久々という点がどうかだが、昨年の覇者で地力は高いニホンピロアワーズにも注意したいところだ。


デイリー馬三郎

本紙の見解

「今年のダート中距離戦線を締めくくる大一番。やはり豪華な顔触れとなったが、中心は◎ホッコータルマエ。今年は6勝を挙げて大きく飛躍。昨年③着以上の結果が残せるはず。出来の戻った○ローマンレジェンドが相手の筆頭。〈浜口〉」

◎ ホッコータルマエ
○ ローマンレジェンド
▲ クリソライト
× インカンテーション
☆ エスポワールシチー
△ ワンダーアキュート
△ナイスミーチュー
△ ニホンピロアワーズ




エスポワールシチーは全23記者中 ▲(3番手評価) 3記者、×(4番手評価) 2記者、☆(5番手評価) 2記者、△(6番手以下評価) 8記者、無印 8記者

JRA-HP

今年で14回目を迎えるジャパンカップダートだが、この名称でレースが開催されるのは今回が最後。来年からは、中京・ダート1800mに舞台を移し、『チャンピオンズカップ』というレース名に変更されることが決まっている。ウイングアローが勝った第1回、クロフネが7馬身差の独走劇を演じた第2回と、創設当初から記憶に残るレースが続き、東京・ダート2100mから阪神・ダート1800mへと舞台が替わった2008年以降も名勝負の連続。なかでも、再起が難しいレベルの屈腱炎を克服して奇跡の復活を飾った2008年カネヒキリの勝利がとくに思い出深い。『ジャパンカップダート』の名称で行われる最後の一戦は、それにふさわしいハイレベルなメンバーが集結し、収得賞金順位による出走馬決定のボーダーラインもかなり高くなっている。これまで以上に見応えのあるレースとなりそうだ。記憶に残る名勝負を期待したい。

勝ち味に遅いイメージだった3歳時と一変し、ダート王への道をものすごい勢いで駆け上がっているのがホッコータルマエ(牡4・西浦勝一)だ。4歳を迎えた今年は、JpnIII・佐賀記念(佐賀・ダート2000m)からJpnI・帝王賞(大井・ダート2000m)まで重賞5連勝。前々走のJpnI・マイルチャンピオンシップ南部杯(盛岡・ダート1600m)こそ2着に惜敗したものの、前走のJpnI・JBCクラシック(金沢・ダート2100m)を制してJpnI・3勝目をマークした。JRAのレースに出走するのは4月のアンタレスS(1着)以来だが、そのときは、ジャパンカップダートと同じ阪神・ダート1800mで昨年の同レース覇者ニホンピロアワーズを3/4馬身差の2着に負かしており、この条件が合わないはずがない。今回しっかりと勝って、JRA賞最優秀ダートホースの座を確実なものにしたいところだ。

エスポワールシチー(牡8・安達昭夫)はすでに8歳の秋を迎え、今回の一戦が引退レースとなる予定。今年は、フェブラリーS2着→JpnI・かしわ記念(船橋・ダート1600m)2着→JpnI・マイルチャンピオンシップ南部杯1着、そして前走のJpnI・JBCスプリント(金沢・ダート1400m)1着と、4戦すべてGI・JpnI レースを走って連対率100%の素晴らしい成績をマーク。最盛期の勢いを取り戻した印象すらある。2009年に次ぐ4年越しでのジャパンカップダート2勝目を飾れば、3年越しの勝利を挙げたカネヒキリ(2005年・2008年優勝)を上回る、前例のない快挙となる。

ワンダーアキュート(牡7・佐藤正雄)にとって、ジャパンカップダート制覇は悲願と言える。今回が4度目の挑戦で、そのうち一昨年・昨年の2年連続で2着と、惜しいところで戴冠を逃してきた。とくに今年は『ジャパンカップダート』として行われる最後のレースだけに、是が非でもこのタイトルを獲得したいところだ。得意とは言えない小回りコースの金沢競馬場で行われた前走のJpnI・JBCクラシックでも2着を確保。〔5・2・0・2〕と得意にしている阪神・ダートコースに舞台が替わり、休み明け3戦目で体調面の上積みが見込める今回は、前走で先着を許したホッコータルマエを逆転する可能性も十分にありそう。

6連勝の勢いに乗ってGI に初挑戦した昨年のジャパンカップダートでは、1番人気に支持されたものの4着に敗退し、今回そのリベンジに燃えているのがローマンレジェンド(牡5・藤原英昭)だ。このレースへのつながりを考え、小回りコースの金沢・ダート2100mで行われるJpnI・JBCクラシックでなく、京都・ダート1800mで行われるみやこSを前哨戦に選択。3着に敗れはしたものの、約4か月の休み明けに加え、59キロという重い斤量を背負いながら勝ち馬のブライトラインから0秒2差なら、実力の片鱗を示したと言えるだろう。理想的なステップで、ダート王の座を目指す。

昨年のこのレースで2着馬ワンダーアキュートを3馬身半突き放す完勝を収めたのが、ニホンピロアワーズ(牡6・大橋勇樹)。今回のメンバーの中でも能力上位であるのは誰もが認めるところで、本来なら大本命に推されてもおかしくない馬だ。しかし、今年は夏場の疲れがなかなか抜け切れず、予定していたJpnI・JBCクラシックの出走を見送った経緯がある。そのため、JpnI・帝王賞2着以来約5か月ぶりとなる今秋初戦がいきなりこのGI レースという厳しい臨戦過程になるが、それを克服できるかどうかに尽きるだろう。

みやこSは、2010年の創設以来昨年まで3年連続で出走馬からジャパンカップダートの連対馬が出ているように、関連が深い前哨戦だ。今年の同レースを制したのがブライトライン(牡4・鮫島一歩)で、4コーナー先頭から押し切った内容はかなり強かった。今年4月からダート路線に転向し、5戦3勝3着2回と、3着内率100%の安定した成績を挙げている。直線が平坦な京都・ダート1800mからゴール前に坂のある阪神・ダート1800mに舞台が替わり、道中で抑えがしっかり利くかどうかがポイントとなる。

東京・ダート1600mで争われた武蔵野Sは、ベルシャザール(牡5・松田国英)が勝利。この馬もダート路線に変更して以降、5戦3勝2着1回3着1回と好成績をマーク。底を見せていない魅力がある。3走前のラジオ日本賞(中山・ダート1800m、2着)、前々走のブラジルC(東京・ダート2100m、1着)と、オープン特別2戦でともに不良馬場を克服しており、馬場状態を問わないのは大きな強みだ。ダートGI 初挑戦となる今回は、一気のメンバー強化に対応できるかどうかが鍵となりそう。

グレープブランデー(牡5・安田隆行)は今年のフェブラリーSの覇者で、能力自体は今回のメンバーの中でも上位の存在。骨折からの復帰初戦となった前々走のJpnI・マイルチャンピオンシップ南部杯が4着、前走のみやこSが10着と、ひと息の成績が続いているが、元来が実戦を使われて調子を上げていくタイプ。休み明け3走目となる今回は、大きな変わり身を見せても驚けない。

今夏の3歳ダート王決定戦、JpnI・ジャパンダートダービー(大井・ダート2000m)を7馬身差で圧勝したクリソライト(牡3・音無秀孝)。前走のJpnI・JBCクラシックは5着に敗れたが、約4か月の休み明けで馬体重がプラス7キロと少し重めが残っていたうえに、道中で折り合いを欠くちぐはぐなレースになったのが敗因と言える。前走の結果が本来の実力とは思えないだけに、スムーズな競馬ができれば巻き返しがあってもいい。

今年に入ってダート女王の道をひた走っているメーデイア(牝5・笹田和秀)の参戦も話題となりそう。1月のTCK女王杯(大井・ダート1800m)を皮切りに、マリーンC(船橋・ダート1600m)、スパーキングレディC(川崎・ダート1600m)とJpnIII・3連勝を飾ったあと、秋に入ってJpnII・レディスプレリュード(大井・ダート1800m)を優勝し、前走のJBCレディスクラシック(金沢・ダート1500m)で悲願のJpnI タイトルを獲得した。今回は強力な牡馬が相手で、同型馬もそろっている。厳しいレースになりそうだが、この馬の潜在能力なら、それを打破する可能性も十分にありそうだ。
投資顧問会社クリントン・グループの創始者であるジョージ・ホール氏と、その妻ロリ・ホール氏によるオーナーブリーディングホースがパンツオンファイア(牡5・K.ブリーン、父Jump Start)だ。

3歳を迎えた2011年の春に、ケンタッキーダービーへ向けた前哨戦のひとつであるG2・ルイジアナダービー(ダート1800m)を優勝。続くG1・ケンタッキーダービー(ダート2000m)では2番人気に推されたが、アニマルキングダムの9着に敗れている。次走、G3・ペガサスS(ダート1700m)で2度目の重賞制覇を果したものの、パンツオンファイア自身は3歳クラシックのタイトルに手が届かなかった。

4歳時は低迷したパンツオンファイアだったが、5歳となった今季に復活。7月にG2・モンマスカップS(ダート1700m)を制して約2年ぶりの重賞制覇を果たすと、続くG3・アックアックH(ダート1600m)も優勝し、4度目の重賞制覇を飾っている。前半は逃げ馬の直後に位置するのがいつもの競馬スタイルで、行く馬がいなければ逃げることも可能な自在性を兼備している。前走のG1・ブリーダーズCダートマイル(ダート1600m)では、800m通過タイムが44秒75というハイペースに巻き込まれて7着に敗れている。今回のジャパンカップダート挑戦は、同馬にとって初の海外遠征となるが、重賞4勝の実績馬がどんな戦いぶりを見せるか、注目したい。

馬主のホール夫妻は、パンツオンファイアと同じK.ブリーン調教師が管理するルーラーオンアイスで2011年のG1・ベルモントSに優勝。2004年から競馬の世界に参画した夫妻にとって、待望のG1 初制覇となった。夫妻は現在、ケンタッキーに所有するアネステスファームに12頭の繁殖牝馬を繋養しているほか、K.ブリーン厩舎に30頭ほどの現役馬を預けている。

ちなみに、“Pants On Fire”とは、本来は「パンツに火がつく」という意味だが、転じて「慌てふためいて」というニュアンスで用いられる言葉だ。あるいは子供たちが、嘘をついた友達を囃したてる時に使う、“Liar, Liar, Pants on Fire!”という慣用句もある。

ラジオNIKKEI

エスポワールシチーについて追い切り後、関係者のコメントは以下の通り。

◎エスポワールシチーについて、安達調教師

・この秋は本当にリズム良くレースが出来ています、JBCを使った後も疲れも無くいい状態をキープしています。
・今朝の追い切りは坂路で53~54秒台で上がってという指示で、馬ナリでムキになることもなくいい動きでした。ここ2戦の追い切りと比較しても遜色ありません。悔いの無い仕上げが出来ています。
・ただここ2戦は1600m、1400mと短い距離を使っていますので折り合い面の懸念はありますが何とか我慢して頑張ってもらいたいですね。
・とにかくいい状態でラストのレースに向かうことが出来ます、これが最後です。応援よろしくお願いします。

◎エスポワールシチーについて、後藤騎手

・先週の段階で馬体は出来ていますので今日は速めの時計で気持ちよく走らせて状態を確認するような追い切りでした。馬がここ2走よりも良くなって素晴らしい状態にあると思います。
・8歳とは感じさせない馬、レースですからゲートが開いてみないとわからないものの今回は楽しみと思えるレベルです。この馬にとって有終の美を飾れるよう全力を尽くします。

ホッコータルマエについて追い切り後、関係者のコメントは以下の通り。

◎ホッコータルマエについて、西浦調教師

・先週は中2週でしたので馬ナリの調教、そして今週は上がり重点で最後はしっかりと追いました。いいタイムで上がって馬も極めて順調、申し分ありませんでした。
・この馬は頭のいい馬、自分でON-OFFの切り替えが出来ます。ですからレースの疲れが取れやすいのだと思います。とにかく今年は使う毎に力をつけている事を感じさせてくれました。
・JBCは逃げる形になりましたが、これは幸騎手の判断です。このレースによってこの馬の幅が広がりました。ただレースは馬の出来と流れ次第という面があります、ですから後はやってみないとわかりませんからね。
・ただこの馬としては順調にここまで来て、昨年より力をつけています。来年の大目標であるドバイにつながるレースをしてもらいたいですね。

◎ホッコータルマエについて、幸騎手

・今日の追い切りは目立った指示は無く、ラストはしっかりというものでした。あらかた先週の段階で仕上がっていましたからね。いい状態をキープしてここまで調整を進めることができました。
・今年になって心身ともに大人になって今は欠点らしい欠点も無く本当に乗り易い馬になっています。とにかく自分のレースをしっかりとすることを第一に考えレースに向かいたいですね。そして結果を出せるよう頑張りたいと思います。

ローマンレジェンドについて追い切り後、関係者のコメントは以下の通り。

◎ローマンレジェンドについて、藤原英昭調教師

・今朝はいつも乗ってくれている鮫島騎手を鞍上にCWコースでの併走追い切りでした。パートナーにはレースで騎乗する岩田騎手に乗ってもらい状態なども見てもらいました。最後は気合を入れていい形の追い切りが出来ました。
・昨年ジャパンカップダートで敗れてからここを目標に、今年は昨年の疲労をとることを含めて逆算してレースのローテーションを考えました。
・帝王賞の後はリフレッシュとリセットを考えて休養させて秋緒戦は斤量59kg馬体重+13kgでみやこSでした。そこで変なレースをしたらジャパンカップダートではどうかとも思いましたが、イメージ通り計画的にここに駒を進めることが出来ました。
・この馬は京都競馬場のスピードのあるレースにも、阪神競馬場のパワーの必要なレースにも対応できます。昨年連勝中は素質だけで走っていた感じですが今は心身ともにレベルアップしています。今回は強力なメンバーが揃いましたが、そういった中で勝ってこの馬の力を示したいですね。

◎ローマンレジェンドについて、岩田騎手

・秋緒戦のみやこステークスはスッと好位につけてのレース、春に感じたズブさを感じることの無い動きを見せてくれました。今回は叩き2戦目、追い切りでは併せ馬のパートナーに乗っていましたが集中して走っていたように見えました。
・今回は阪神競馬場ダート1800m、スムーズに道中進んでいければ直線は伸びてくれます。この馬は素直でどの位置からもレースが出来ます、今回の強力なメンバーに混じっても遜色ありません。
・ジャパンカップダートを目標にここまで進んできました、何とか期待に応えるよう頑張ります。

グレープブランデーについて追い切り後、関係者のコメントは以下の通り。

◎グレープブランデーについて、安田隆行調教師

・南部杯は休み明けということがあったにせよ期待を裏切る形になってしまいました。前走のみやこステークスは使われた上積みもあり、フェブラリーステークスの時ほどではありませんが良化は見られました。

・たしかにみやこステークスの時の結果はふるいませんでしたが、この馬は使いつつの馬。そういった意味でも今回は期待しています。

・追い切りは一週前(20日)も、そこそこやって日曜日(24日)も54.2-12.3とやりました。今週は終い重点で追い切りに乗ったデムーロ騎手もしっかりと気合を入れてくれました。この調教がレースに繋がってくればいいですね。時計も今日の馬場を考えたら54.1-12.2としっかりとしたものでした。

・フェブラリーステークスを勝っていますので、ここを勝てばダートの年度代表の芽も出てきます。ここに来て状態もアップしていますのでレースに向けしっかり調整して臨みます。

グランドシチー(牡6 美浦・相沢郁厩舎)について、追い切り後の相沢郁調教師のコメントは以下の通り。

(前走のみやこステークスを振り返って)
「京都は前が残ってしまうので、仕方ありません。前がとばして止まらないので、うちの馬も伸びていますが、馬場が合わないということですね。」

(レース後の馬の状態について)
「全然問題なく来ていますから、状態面は大丈夫です。一週間楽をした後は、今年最後になりますし、もうこれに合わせて全力投球してきました。」

(今日の調教内容について)
「最後の追い切りも負荷をかけました。何とか良い所を見せたいと思って、体重を490キロ前半にしたいので、ビシッとやりました。時計は出ない馬で、相手が動いてしまって追い切りは負けるのですが、問題なく順調には来ています。」

(今回のレースについて)
「差し馬が来るには、京都では少し無理なので、京都よりは阪神の方が良いとは思います。ダートのオープンはやる度に勝ち馬が変わっています。うちの馬は人気がないでしょうが、ホッコータルマエを負かしたこともありますし、どれが勝ってもおかしくないですから、もしかして勝てるかもしれないと思って頑張ります。良い所につけてもらって、あまり後ろからだと届かないので、ゴール前で差せるような気持ちで乗ってほしいです。関東馬一頭しかいないので、頑張ります。」

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

エスポワールシチー(1着)

 「前回の南部杯で感触を掴んでいましたが、今回も佐藤騎手にアドバイスをもらって臨みました。思った通りの競馬をすることができました」(後藤浩輝騎手・友駿ホースクラブ)

 「久々の短い距離で不安はありましたが、今回も後藤騎手の好騎乗で結果を出すことができました。レース後鼻出血などは見られませんが、今週一杯は様子を見たいと思います」(安達昭夫調教師・友駿ホースクラブ)


 「距離がどうなのかなと思っていましたが、勝ってホッとしました。3~4コーナーでは前にいた馬の手応えが怪しくなっていましたし、あとは後ろからどれだけ来るのかなと。3番手から競馬ができたのも収穫ですね。とにかく強いですし、僕の気持ちも汲んでくれる馬。この先も活躍できると思います。」(後藤浩輝騎手・ウェブハロン)

 「(前走の南部杯のあとは)オーナーと相談して、JBCスプリントを選びました。前走のダメージがほとんどなかったのでいいレースができるとは思っていましたが、最後はなんとか踏ん張ってくれという思いで見ていましたね。この先の予定は、またオーナーと話し合って決める予定です。」(安達昭夫調教師・ウェブハロン)

●各陣営のコメント

エスポワールシチー

 「レースの反動もなく順調にきているのが何より。今回は距離が一気に2F延びる。その点を克服できれば。」(安達昭夫調教師・デイリー馬三郎)

 「ここ2戦はこの馬の力を鞍上がうまく引き出してくれています。レース後の疲労がなくて、ここまで順調に調整してこれました。1400メートルのあとの1800メートルですから、行きたがらないかと心配な点はありますが、最後のレースになると思うので、頑張って欲しいですね。」(安達昭夫調教師・競馬ブック)

 「今週は、後藤騎手に稽古を付けてもらいましたがとてもいい動きをしていました。南部杯からJBCと結果を出してきましたが、今回は久々の中央で相手も強豪が揃いました。一筋縄ではいかないとおもいますが、今回がラストランの競馬となりますので、悔いのないレースをしてもらいたいと思います。皆様のご声援よろしくお願いします」(安達昭夫調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●ほっさん予想

●当日は現地観戦予定

これ以降は2013年12月1日に作成予定

●パドック







































































































































































































●本馬場入場

●レース 


この写真をみていただいてもわかるのですが、4番のエスポワールシチーはやや出負けをします。



一完歩目が遅く半馬身ほどの出遅れとなります。



しかし、内枠ですし気合いをつけて前を目指します。



さすがに気合いをつけられると、いつもの抜群の二の脚でグングン加速します。



全体的に内の方がスタートが良いようです。



結局敢然とハナを奪います。



これでこそエスポワールシチーですね。6番のホッコータルマエにピッタリとくっつかれて終始苦しい展開になります。

 直線に向くとピッタリマークされていたホッコータルマエにアッサリと交わされ、早くも優勝はなくなります。しかし、そこから粘る粘る。結局このメンバーを相手に7着に粘り込んでくれます。


勝ったのはルメール騎乗のペルシャザール。この半年後に故障で引退しちゃいます。ワンダーアキュートはエスポ潰しに脚を使い過ぎて最後まで伸びきれずに3着。



そして13番のグランドシチーが後方から追い込んで6着。我らが愛馬エスポワールシチーは後ろの集団をなんとか凌ぎきり7着と出走奨励金を確保!!



ほんの少しの差で奨励金の貰えない9着でしたからねぇ。



ほとんどダートでは掲示板を外したことがなかったエスポワールシチーも最後は掲示板に載れず。

●時計の評価

 今回のエスポワールシチーの走破時計は1分51秒4良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分49秒2、勝ち馬の時計は1分50秒4でした。

 全盛期のエスポワールシチーなら余裕で勝っていたという勝ち時計ですね。如何せんもう8歳。それでも7着と貫禄を見せてくれました。

●レース後の騎手・調教師のコメント

エスポワールシチー(7着)

 「」(騎手・競馬ブック)


 「中間の状態も良くエスポワール本来の走りで頑張ってくれました。結果は残念でしたが、レース後鼻出血もなく状態は安定しています。これで引退となりますが、今週一杯はレースの疲れを取って、週末に北海道のほうへ送り出したいと思います。これまでご声援を頂きありがとうございました」(安達昭夫調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

エスポワールシチー(7着)

 「」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 優勝賞金が13000万円。7着の出走奨励金は6パーセントですから780万円。これは未勝利戦の優勝賞金である500万円を上回る金額です。特別出走手当が411000円。合計8211000円。1口で割りますと約10000円になると思います。最後の最後まで万単位のお金を稼いでくれました。

●今後の展望

●最後に

 

最後までご愛読ありがとうございました

2013年11月20日立ち上げ 21日、24日、27日、29日加筆
エスポワールシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2013年11月 4日 第39戦 JBCスプリント JpnⅠ 金沢ダ1400m (1着1番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2013年10月14日 第38戦 南部杯 JpnⅠ 盛岡ダ1600m (1着2番人気

2013年 5月 6日 第37戦 かしわ記念 JpnⅠ 船橋ダ1600m (2着/3番人気)

2013年 2月17日 第36戦 フェブラリーS GⅠ 東京ダ1600m (2着/9番人気)

2012年12月29日 第35戦 東京大賞典 GⅠ 大井ダ2000m (5着/4番人気)

2012年12月 2日 第34戦 ジャパンカップダート GⅠ 阪神ダ1800m (10着/2番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年10月 8日 第33戦 南部杯 JpnⅠ 盛岡ダ1600m (1着1番人気

2012年 8月25日 第32戦 エルムS GⅢ 札幌ダ1700m (2着2番人気

2012年 6月27日 第31戦 帝王賞 JpnⅠ 大井ダ2000m (2着1番人気

2012年 5月 2日 第30戦 かしわ記念 JpnⅠ 船橋ダ1600m (1着/3番人気)

2012年 2月19日 第29戦 フェブラリーS GⅠ 東京ダ1600m (5着/3番人気)

2012年 1月22日 第28戦 平安S GⅢ 京都ダ1800m (2着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2011年12月 4日 第27戦 ジャパンカップダート GⅠ 阪神ダ1800m (3着2番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2011年11月 6日 第26戦 みやこS GⅢ 京都ダ1800m (1着1番人気

2011年10月10日 第25戦 南部杯 JpnⅠ 東京ダ1600m (4着2番人気) 

2011年 6月29日 第24戦 帝王賞 JpnⅠ 大井ダ2000m (2着2番人気

2011年 5月 5日 第23戦 かしわ記念 JpnⅠ 船橋ダ1600m (3着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2011年 3月21日 第22戦 名古屋大賞典 JpnⅢ 名古屋ダ1900m (1着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2010年11月 6日 第21戦 ブリーダーズカップ クラシック GⅠ チャーチルダウンズ ダ2000m (10着/7番人気)

2010年10月11日 第20戦 マイルチャンピオンシップ南部杯 JpnⅠ 盛岡ダ1600m (2着1番人気

2010年 5月 5日 第19戦 かしわ記念 JpnⅠ 船橋ダ1600m (1着1番人気

2010年 2月21日 第18戦 フェブラリーステークス GⅠ 東京ダ1600m (1着1番人気) 写真多数付き現地レポート

2009年12月 6日 第17戦 ジャパンカップダート GⅠ 阪神ダ1800m (1着1番人気) 写真多数付き 現地レポート

2009年10月12日 第16戦 マイルチャンピオンシップ南部杯 JpnⅠ 盛岡ダ1600m (1着2番人気

2009年 5月 5日 第15戦 かしわ記念 JpnⅠ 船橋ダ1600m (1着2番人気) 写真多数付き 現地レポート

2009年 3月29日 第14戦 マーチステークス GⅢ 中山ダ1800m (1着1番人気

2009年 2月22日 第13戦 フェブラリーステークス GⅠ 東京ダ1600m (4着/5番人気) 写真多数付き 現地レポート

2009年 1月25日 第12戦 平安ステークス GⅢ 京都ダ1800m (2着1番人気) 写真多数付き 現地レポート

2008年11月24日 第11戦 トパーズステークス オープン 京都ダ1800m (1着1番人気) 写真多数付き 現地レポート

2008年11月 2日 第10戦 錦秋ステークス 1600万下 東京ダ1600m (1着1番人気

2008年 9月27日 第9戦 西脇特別 1000万下 阪神ダ1800m (1着2番人気) 写真多数付き 現地レポート

2008年 8月30日 第8戦 500万下 小倉ダ1700m (1着/4番人気)

2008年 8月10日 第7戦 秋吉台特別 500万下 小倉芝1200m (7着/3番人気)

2008年 7月20日 第6戦 3歳未勝利 小倉芝1200m (1着1番人気

2008年 6月21日 第5戦 3歳未勝利 阪神芝1400m (2着/4番人気) 写真多数付き 現地レポート

2008年 5月 3日 第4戦 3歳未勝利 京都芝1600m (6着/2番人気

2008年 4月20日 第3戦 3歳未勝利 福島芝1800m (5着1番人気

2008年 3月29日 第2戦 3歳未勝利 阪神芝1400m (2着1番人気

2008年 3月 9日 デビュー戦 3歳新馬 阪神芝1600m (3着1番人気) 写真多数付き 現地レポート

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